外壁塗装の相場をお家の大きさに合わせて解説します。
この記事は次のような人におすすめです!
・外壁塗装の相場をすぐにでも知りたい方
・相見積もりを取ってる方で金額の妥当性を知りたい方
・外壁塗装の依頼する際、安かろう悪かろうだけは避けたい方
最近では、外壁塗装の相場感ってネット検索をすれば簡単に出てくる様になりました。
ただ、実際にこれから塗装工事を行う人が
「うちの大きさでこの金額が他と比べて安いのか?高いのか?正直分からない・・」
ってお声が多い事も事実です。
そこで今回は、外壁塗装の見積もりの【計算方法】を徹底解説します!
塗装工事を現在考えている人も、いつかは塗装工事やらないとね〜って方も、
参考になる内容ですのでぜひ参考にしてください♪♪
まず外壁塗装工事ってこれらの費用が掛かります▼
- 足場仮設撤去代
- 塗料代(塗装工事で実際に使用する材料)
- 副資材(ビニール養生や刷毛等の消耗品)
- 人工代(作業員の人件費)
- 諸経費(移動交通費/廃塗料代/その他諸経費/会社運営利益)
上記項目が塗装工事に掛かる大枠の予算となります。
但し、ここで抑えておきたいポイントは【どの項目も必ず余白を設けている】と言う事です。
次項でより、作業項目を分解していきましょう!
足場仮設撤去作業
こちらの作業は、外壁塗装を行う事で作業上必要になる足場部材の設置作業となります。
最近では、早くて安いって事もあり、
ビケ足場(くさび緊結式足場)を仮設する事が多くなりました。
今回は費用感のお話の為、ビケ足場の解説は割愛致しますが、神奈川県の足場代の相場単価は、
㎡単価=650円〜850円となります。
ざっくり二階建ての20坪ほどの御宅様の足場㎡が250〜300㎡となりますので、
【160,000円〜200,000円/一件】が大体の相場となります。
それに伴い、こちらも費用が増額する要因になりますので抑えておきましょう。
・持運びはあるか?
・昇降階段は取付するか?
・屋根が急勾配の場合屋根足場の設置も必要
塗料材料代
こちらは、外壁塗装の作業でも、最も難しそうな項目ですよね。
ただ、一回覚えてしまえば、塗料の材料代の計算は正直簡単です。
材料の確認の仕方はこちらで簡単にわかります▼
①お見積書に記載の【材料名】をネット検索して、一缶あたりの金額を知る
※外壁塗装下塗り〜上塗りの項目に通常記載があります※
例えば、【パーフェクトトップ】でGoogle検索すると、楽天市場で12,320円〜22,990円/1缶が検索に出ます。
②【材料名_塗り面積】とネット検索する。
例えば【パーフェクトトップ 塗り面積】で検索すると、88㎡〜136㎡/1缶の塗り㎡と言う事がすぐわかります。
こちらもざっくりですが、二階建て20坪程度の御宅様で、150㎡前後の外壁塗り面積となりますので、
《外壁塗装の使用缶数はこちらになります▼》
【二階建て/20坪程の御宅様の場合:150㎡想定】
下塗材 パーフェクトサーフ 6800円/1缶(37~75㎡) 余裕を見て=4缶
中塗 パーフェクトトップ 16,000円/1缶(88㎡〜136㎡) 余裕を見て=2缶
上塗 パーフェクトトップ 16,000円/1缶(88㎡〜136㎡) 余裕を見て=2缶
◎外壁塗装の塗料代:91,200円
ちなみ去年(2022年)の各メーカー値上げ表も参考にしてください▼
参考資料:https://www.e-toryo.co.jp/architectural_deco/iskweb/
【二階建て/20坪程の御宅様の場合の付帯塗装に使用する材料/一般的な御宅を想定】
付帯塗装とは?
▶︎外壁に設置してある雨樋/破風/水切/シャッターボックス/雨戸戸袋/軒天などの塗装です。
軒天材料:ケンエースGⅡ 8,580円/1缶使用
付帯メイン材料:ファインシリコンフレッシュ 28,320円/1缶使用
付帯錆止め関係:ハイポンファインプライマーⅡ 12,980円/1缶使用
塗装消耗品副資材:15,000円(刷毛/ビニール養生/マスキング類など)
◎外壁付帯材料と副資材関連:64,880円
外壁塗装に必要な材料をまとめると・・・
合計:156,080円ですが、塗料の硬化や吸い込みなども余分に考慮しますので、
156,080円 ✖️ 1.2(20%)位 = 【187,000円〜200,000円】 は必ず想定しておきます。
ここまでの解説で、《足場代》《塗料代・副資材》の説明は終わりましたが、細かい計算の仕方を覚えると言うよりは、ざっくり塗料代の検索の仕方や数量の検索の仕方を理解しただけで、実際に業者さんからお見積書を受け取った時に理解はできる事が多くなると思いますのでぜひ参考にしてください。
ちなみに解説の最後に、20坪〜40坪の御宅様の相場を表にしております。こちらも参考にしてください♪
人工代(作業員の人件費)
塗装工事の中でも、大きな割合を占める人件費の部分となります。
どの商売も変動原価の中に人件費が含まれて販売価格が決める様に塗装工事に関しても各種お見積書の項目には、こちらの人件費が必ず含まれております。
まず抑えておきたいのはこちらです。
①一件の外壁塗装を仕上げる人工数は?
②職人一人の料金の相場は?
こちらが理解できれば、《外壁塗装の本質》でもある、良い仕事の判断基準も理解できます。相場よりも高すぎる事や安すぎる事も同時に理解できます。
①一件の外壁塗装を仕上げる人工数は?
二階建ての一般的な御宅様でしたら「大体15〜20人工です。」
人工とは?▶︎この作業を完成させるのに必要な作業員の人数です。
例:20人工を14日で完成させる必要があるなら、1日1.5人工で段取りする必要がある
②職人一人の料金の相場は?
業界水準を記載しますので、こちらは正直変動があります▼
職歴3年以内 業務内容 手元 11,000円〜13,000円/日当
職歴10年未満 業務内容 班長 12,000円〜16,000円/日当
職歴10年以上 業務内容 職長 16,000円〜24,000円/日当
こちらに社会保険等福利厚生費/会社負担分を【別途】計算します。
これらを加味して《外壁塗装を一件仕上げられる人件費》をまとめると・・・
手元クラスの職人なら = 300,000円 〜 330,000円程度
班長クラスの職人なら = 380,000円 〜 410,000円程度
職長クラスの職人なら = 480,000円 〜 580,000円程度
☆重要☆
こちらの人件費に関しては、「企業努力で安くします」は通用しません。
職人さんのレベルが上がれば上がる程、職長クラスの料金に近付いていきますし、
職長クラスの報酬が頂けてる職人は、関東の場合人材不足による需要高ですので、
基本的には安売りする必要がありません。
なので、相場より遥かに安い場合は、腕が良い職長クラスの人材は配属されにくいとご理解した上で発注する様にしてください。
諸経費
(移動交通費/廃塗料代/その他諸経費/会社運営/メンテナンス等)
最後は、会社の諸経費の部分となります。
こちらは、会社の規模や必要経費、アフターメンテナンスの取り組み方、従業員数によって異なりますが、塗装業界の大体の目安を記載いたします。
少し、独自の意見も反映しておりますので、あくまで「こんな感じなんだぁ」位で捉えて頂ければと思います。
◇個人店/ご自身が職人として現場作業されている場合:7%~10%
◇専門店/宣伝広告も自社で行い、内務や管理体制も整えている場合:20%〜30%
◇大型店/業務委託で外注さん等に発注しており、リフォーム全般請け負える場合:30%〜
こちらは、どの体制も一長一短で、良し悪しは特にありません。
また、これら諸経費は、外壁塗装のお見積書に記載されず、
【事前に見積もり項目に振り分けられている事】がほとんどです。
但し、確実にサービス運営として必要になる諸経費ですので、抑えておいて損はありません。
長くなりましたが・・上記の内容を分かりやすく表にしますので、
お見積りを取った御宅様はこちらをご覧頂きながら、参考にしてみてください。
※二階建て/外壁材:モルタル/塗料:ラジカル制御の場合(㎡数は目安となります)
建坪 | 外壁面積 | 足場面積 | 足場代 | 外壁塗料代 | 付帯塗料/副資材 | 人工代/職長 | 諸経費 | 合計(税込) |
20坪 | 150㎡ | 270㎡ | 216,000 | 110,000 | 78,000 | 15人工:360,000 | 191,000 | 95.5万円 |
25坪 | 170㎡ | 300㎡ | 225,000 | 136,800 | 78,000 | 16人工:385,000 | 205,000 | 103万円 |
30坪 | 185㎡ | 325㎡ | 227,500 | 150,000 | 110,000 | 17人工:410,000 | 225,000 | 112万円 |
35坪 | 200㎡ | 360㎡ | 252,000 | 165,000 | 120,000 | 18人工:430,000 | 240,000 | 120万円 |
40坪 | 220㎡ | 380㎡ | 266,000 | 184,000 | 140,000 | 19人工:450,000 | 250,000 | 129万円 |
これから外壁塗装をご検討の方は、ぜひ参考にして頂きご満足頂ける工事になる事を願っております!!
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