「せっかく塗り替えるなら、運気の上がる色にしたい」
外壁や屋根の色を決めるとき、風水を気にされる方は思っているより多くいらっしゃいます。実際に私たちも、風水的にも気分的にも明るい色に変えたい、というご相談を受けてきました。
ただ、外壁の色は10年以上つきあうものです。運気だけで決めてしまうと、あとから「思っていたのと違った」となりかねません。この記事では、風水から見た色の意味と方角の考え方をお伝えしたうえで、横浜で外壁塗装をしている塗装店として、現実的にどう取り入れるといいのかまでお話しします。色ごとに実際の施工写真もご覧いただけます。
外壁の色を風水で選ぶのは、理にかなっています
風水では、家のなかで面積が大きいほど影響が強いと考えられています。その点で外壁は、住まいのなかで最も面積の大きい部分です。カーテンや家具を変えるより外壁の色を変えるほうが効果が大きいとされるのは、この考え方によるものです。
そして風水を抜きにしても、家の色を変えることには実際に力があります。毎日目にするものですから、気持ちがはっきり変わります。
実際にあった話:暗いグレーから、イエローへ


以前、外壁が暗めのグレーとブラウンだったお宅から、塗り替えのご依頼をいただきました。きっかけは「風水的にも気分的にも、明るい色に変えたい」というご相談です。
工事が終わったあと、「家に帰ってくるたびに気分が上がる」と喜んでいただけました。運気の話を抜きにしても、好きな色に囲まれて暮らすこと自体に価値があると感じた工事です。
ちなみにイエロー系は、風水を気にされる方に特に好まれる傾向があります。金運や人気運と結びつけられることが多く、実際に明るい印象になるので、選ばれる方が少なくありません。
まず、自分の家の方位を確認しましょう
風水では、色と同じくらい方角が重要とされます。同じ色でも、どの方角に使うかで意味が変わってきます。
方位を確認するときは、家の間取り図を用意して、建物の中心(太極といいます)を出してください。そこを基準に八方位を割り出します。スマートフォンのコンパスアプリでも、おおよその方位は確認できます。
ここでひとつ、大事なことをお伝えしておきます。外壁は面ごとに向いている方角が違います。家全体を一色にする必要はまったくありません。この点は記事の後半でもう一度触れます。
色別の風水効果と、実際の施工事例
ここからは色ごとに、風水での意味と相性の良い方角、そして塗装店としての実感をお伝えします。すべて横浜市内で実際に施工したお宅の写真です。文字で読むのと、実際の家で見るのとでは印象がかなり違いますので、気になる色は写真で確かめてみてください。
ホワイト|浄化とリセット
清潔さや純粋さを表し、たまった気を浄化してリセットする色とされています。他の色と組み合わせたときにその色の効果を高める働きもあるといわれ、ツートンにする場合の相方としてよく選ばれます。
塗装店としての実感では、汚れが気になる方には純白より、少しグレーや黄みを含んだオフホワイトをおすすめしています。実際に選ばれるのもこちらが大半です。
ベージュ・クリーム|安定と家庭運
土の気を持ち、安定や安心を象徴します。家庭運を大切にしたい方に向いている色とされ、住まいを穏やかに包む印象を与えます。
横浜でも、最も多く選ばれている色のひとつです。景観になじみやすく、汚れも比較的目立ちにくい。風水と実用の両方でバランスが良い色だと感じています。
ブラウン|健康運と落ち着き
大地を表す色で、健康運や家庭の安定に良いとされます。落ち着いた雰囲気になり、和風・洋風どちらの住宅にもなじみます。
ただし濃いブラウンは、思っている以上に家全体が暗く見えます。屋根まで濃色にすると重たい印象になるので、屋根や付帯部とのバランスを見ながら決めるのがおすすめです。
グレー|仕事運と信頼
誠実さや堅実さを表し、仕事運を高める色とされています。北西との相性が良いといわれます。


実用面では、外壁色のなかで最も汚れが目立ちにくい色です。写真の左右を見比べていただくと、その差が分かると思います。近年とても人気があります。
このお宅は完全艶消しの高耐久フッ素で仕上げました。ジョリパットの風合いを残しながら、撥水性が高く汚れが付きにくい塗料です。なお単色だと無機質になりやすいので、写真のように白やアイボリーと組み合わせるお宅が多いです。
イエロー|金運と人気運
風水のラッキーカラーとして最も有名な色でしょう。金運や人気運を高めるとされ、明るく前向きな印象を与えます。実際に、風水を意識される方から最も人気があるのがこの色です。
記事の冒頭でご紹介した「帰ってくるたびに気分が上がる」とおっしゃっていただいたお宅も、このイエローです。
外壁で使う場合は、レモンイエローのような鮮やかな色より、クリームイエローやアイボリー寄りの落ち着いたトーンが選ばれます。鮮やかな原色に近づくほど注意が必要になりますが、その理由は後半の章で詳しくお伝えします。
グリーン|成長と健康
木が育つイメージから、成長や健康、癒しを象徴します。東や南東との相性が良いとされ、自然に近い色なので庭のある住まいとよく合います。


このお宅は、色合いと艶の感じまで特注で作り込んだ事例です。仕上がったあと、通りがかりの方が立ち止まって「良い色ね」と褒めてくださったと聞いています。この緑の分量は、小さな色見本だけでは決められません。
外壁では、深みのあるグリーンやくすんだ色味が使いやすいです。鮮やかすぎるグリーンは景観から浮きやすいので、トーンを落として選ぶのがおすすめです。
ブルー|仕事運と冷静さ
集中力や冷静さを高め、仕事運を後押しする色とされています。若さや発展の意味も持ちます。
外壁では、ネイビーやグレーがかったブルーが人気です。濃いネイビーは白やグレーとの相性が抜群で、ツートンにすると引き締まった印象になります。
レッド・ピンク|生命力と良縁
レッドは火の気を持ち、生命力や活力を象徴します。勝負運を高めたい方に良いとされます。ピンクは恋愛運や人間関係を後押しする色とされ、北や南東との相性が良いといわれます。
ただし正直に申し上げると、外壁の全面を真っ赤にすることは、まずありません。現実的なのは、暖色系でまとめるという考え方です。
この写真のように、外壁をやわらかいピンク系に、屋根をテラコッタにまとめると、赤系の持つ力を取り入れながら派手になりすぎません。真っ赤にこだわる必要はまったくないということです。
もっと限定的に使いたい場合は、玄関まわりやアクセントの一面、付帯部で取り入れる方法もあります。
方角別のおすすめ色 早見表
ご自宅の方位が確認できたら、こちらの表と照らし合わせてみてください。
| 方角 | 司るとされる運気 | 相性の良い色 | 避けたほうがよいとされる色 |
|---|---|---|---|
| 北 | 金運・信頼・健康 | クリーム、ベージュ、ピンク系 | 暗すぎる色 |
| 北東 | 変化・不動産運 | ホワイト、ベージュ | 濃い赤 |
| 東 | 仕事運・発展 | ブルー、グリーン、ホワイト | 暗いグレー |
| 南東 | 人間関係・良縁 | グリーン、オレンジ、ベージュ | 強いレッド |
| 南 | 名誉・才能 | グリーン、ホワイト、レッド(差し色で) | 濃いグレー |
| 南西 | 家庭運・安定 | ベージュ、ブラウン、イエロー | 強いブルー |
| 西 | 金運・人気運 | イエロー、ホワイト | 強いブルー |
| 北西 | 出世運・主人の運 | グレー、ベージュ、ホワイト | 強いレッド |
※風水には複数の流派があり、解釈は一通りではありません。参考のひとつとしてご覧ください。
屋根の色と風水
外壁ほど語られませんが、屋根の色も風水では重要とされています。屋根は住まいを空から守る部分であり、家全体の運気を受け止める場所と考えられているためです。
屋根の場合、外壁ほど方角の影響を受けません。屋根は八方位すべてを覆っているからです。そのため家全体の調和で選ぶのが基本になります。
- ブラック・ダークグレー:格式と安定。どんな外壁色にも合わせやすい定番
- ダークブラウン:家庭運の安定。ベージュやブラウンの外壁と好相性
- テラコッタ・カッパーレッド:火の気。クリームやピンク系の外壁と合わせると洋風の趣に
- グリーン:健康運と自然との調和。和風住宅で人気
- ブルー・ネイビー:仕事運。白い外壁と組み合わせると爽やかな印象に
屋根には、風水とは別に実務上の注意点があります。濃い色ほど熱を吸収します。黒に近い屋根は夏場の表面温度がかなり上がり、2階の室温にも影響します。濃色を選ばれる場合は、遮熱塗料を組み合わせるのがおすすめです。運気と快適さは、両立させることができます。
塗装店としての本音:風水色を選ぶときの3つの注意点
ここが、この記事で最もお伝えしたい部分です。風水で推される色をそのまま選ぶと、思わぬところでつまずくことがあります。
ポイントは「原色に近づくほど注意が必要になる」という一点に尽きます。理由は3つあります。
1. 原色に近いほど、色あせが早い
鮮やかな色は、それだけ強い顔料を使っています。そして強い色ほど紫外線の影響を受けやすく、数年で目に見えて色が抜けていきます。せっかく運気を意識して選んだ色が、5年後には別の色になっていた、ということが起こり得ます。
ここは対策があります。フッ素や無機といった高耐久塗料を選ぶことです。私たちが得意としている分野でもありますが、これらの塗料は色あせが少なく、撥水性も色合いも長期間維持できます。鮮やかな色を選びたい方ほど、塗料のグレードで守るという考え方が効いてきます。
2. 原色に近いほど、金額が上がる
あまり語られませんが、色によって金額が変わります。鮮やかな色に使う顔料はそれ自体が高価で、さらに下地を隠す力が弱いため、塗り重ねの回数が増えることもあります。
「イエローにしたら見積もりが思ったより高かった」というのは、業者が上乗せしているわけではなく、材料の性質によるものです。事前に知っておいていただくと、色選びの判断がしやすくなります。
3. 原色に近いほど、景観から浮く
これが一番見落とされがちです。色見本の小さな面積で見ると素敵に思えた色が、家一軒に塗ると想像以上に主張します。まわりの家並みのなかで自宅だけが浮いてしまい、あとから気になってしまうケースがあります。
外壁は自分だけのものではなく、街並みの一部でもあります。色を決める前に、ご自宅の周辺を一度歩いてみることをおすすめします。
私たちが「実際の壁に塗って」お選びいただく理由
小さな色見本と、家一軒に塗ったときの見え方は違います。これは面積効果と呼ばれる現象で、同じ色でも広い面積に塗ると明るく、鮮やかに見えます。
そこで私たちは、実際に調色した塗料をお宅の壁に塗って、目で見て確認していただいてから発注するという進め方をしています。手間はかかりますが、そのぶん「思っていた色と違った」という事態をほぼ防げています。
先ほどのグリーンのお宅も、板見本を何枚も作って色合いと艶を詰めていった事例です。特に風水で色を選ばれる場合、色そのものにこだわりがあるはずですから、この工程は省かないほうがいいと考えています。
全面を風水色にする必要はありません
ここまで読んで、「風水的にはイエローがいいけれど、家全体を黄色にするのはさすがに」と感じた方も多いと思います。
その感覚で正解です。風水色は、部分的に取り入れれば十分に意味があります。取り入れ方はいくつもあります。
- 方角ごとに面を変える:西面だけイエロー、というように、相性の良い方角の面だけ色を変える
- ツートンにする:ベースを無難な色にして、1階と2階、あるいは一部の面だけ風水色に。この記事の施工事例も、多くがツートンです
- 付帯部で取り入れる:雨戸、破風、軒天、玄関ドアまわりなど。面積が小さいので冒険しやすく、色あせや金額の心配も小さい
- 差し色として使う:レッドのように全面が難しい色は、この方法が現実的です
「運気を取り入れたいけれど、奇抜にはしたくない」という思いは、十分に両立できます。むしろそこを一緒に考えるのが、私たちの仕事だと思っています。
気になる色が、実際の家でどう見えるか
施工事例で確かめてみてください
横浜市内で手がけた施工事例を、色から探せます。
ご相談・お見積りは無料です。色決めのご相談だけでも構いません。
まとめ
風水から見た外壁と屋根の色、そして塗装店としての現実的な考え方をお伝えしました。
- 外壁は家で最も面積が大きく、風水の効果が出やすいとされる
- 方位は間取り図の中心から確認する。面ごとに方角は違う
- 原色に近いほど、色あせが早く、金額が上がり、景観から浮く
- 鮮やかな色を選ぶなら、フッ素や無機の高耐久塗料で守る
- 全面でなくても、ツートンや付帯部で十分に取り入れられる
そして最後にもうひとつ。風水で選んだ色で、実際に「帰ってくるたびに気分が上がる」と言っていただけたお宅があります。運気の話を抜きにしても、好きな色に囲まれて暮らすこと自体に、確かな価値があると私たちは思っています。
私たちホーム・インテリジェンスは、横浜市磯子区に本社を構える外壁塗装・屋根リフォームの専門店です。創業から12年、横浜市内で2,000棟以上のお住まいを手がけてきました。色選びでお悩みでしたら、横浜の外壁塗装専門店として、実際の壁での確認まで含めてお付き合いします。