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リフォーム知恵ブログ
2026.08.20

外壁塗装の訪問販売|手口一覧と対処法・横浜市の相談窓口

横浜市の坂道沿いに建つ戸建て住宅街。隣家から屋根が見えやすい地形
横浜は坂の多い土地。隣家や坂の下から屋根が見えやすいことが、訪問販売の常套句を成り立たせています

「近くで工事をしていまして、お宅の屋根、浮いているのが見えたんですが……」

ある日突然インターホンが鳴って、こう言われる。横浜市内でもよくある光景です。正直なところ、私たちのところにも「訪問販売で契約しちゃったんですけど、これって大丈夫でしょうか」というご相談が、月に何件も届きます。

この記事では、外壁塗装の訪問販売でよく使われる手口を一覧で整理して、その場での断り方、そして契約してしまった後の対処法まで順番にお話しします。横浜市の公的な相談窓口も、電話番号と受付時間まで載せておきますね。

先にひとつだけお伝えしておくと、訪問販売そのものが違法なわけではありません。まじめに営業している会社もあります。問題なのは、不安を煽って判断する時間を与えない売り方のほうなんです。そこを見分けられるようになれば、必要以上に怖がらなくて済みます。

外壁塗装の訪問販売、いま何が起きているのか

まず、数字から見てみます。国民生活センターが公表している相談件数がこちらです。

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年度訪問販売によるリフォーム工事点検商法
2023年度11,879件12,550件
2024年度9,839件19,249件
2025年度5,544件19,696件

出典:国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」

ここ、よく見ていただきたいんです。「訪問販売によるリフォーム工事」の相談は11,879件から5,544件へと減っています。数字だけ見れば改善しているように思えますよね。

ところが右の列、「点検商法」は12,550件から19,696件へと、逆に増えているんです。2年で1.5倍以上です。

つまり、手口が入れ替わっているということなんですね。「塗装しませんか」と正面から売り込むスタイルは減って、代わりに「点検します」という入り口から入ってくる形が主流になっています。最初に工事の話をしないので、訪問販売を受けている自覚を持ちにくい。ここが厄介なところです。

なぜ横浜で狙われやすいのか

横浜市は起伏の多い土地で、坂の途中や高台に建つお住まいが本当に多いです。磯子区や中区、金沢区のように海に近いエリアでは、潮風による塩害で金属部分がサビやすく、実際に外壁や屋根が傷みやすい条件がそろっています。

そして厄介なのが、坂の下や隣家からは屋根が見えてしまうという点です。「通りかかったら屋根が見えて」という決まり文句が、横浜では妙に説得力を持ってしまう。地形そのものが、この手口と相性がいいんです。

さらに、築20年前後の戸建てが集中している住宅地も多い。「そろそろかな」と家主さん自身が薄々感じているタイミングを突かれると、判断が鈍りやすくなります。

よく使われる手口の一覧【7パターン】

はしごをかけて屋根の点検を行う作業員の様子
頼んでいないのに屋根に上がらせるのは避けてください。目の届かない場所での作業は確認ができません

ここからが本題です。実際にご相談を受けてきた中で、繰り返し出てくる型を7つに整理しました。「会社名の一覧」を探している方も多いのですが、業者名は入れ替わりが激しく、リストを覚えても正直あまり意味がありません。覚えるべきは会社名ではなく、手口のほうです。

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手口典型的なセリフここがおかしい
①無料点検からの不安煽り「近くで工事をしていて、屋根の浮きが見えました」点検が目的ではなく、契約が目的。無料の理由が説明されない
②その場限りの値引き「今日契約していただければモニター価格で半額」本当に適正価格なら、翌日でも同じ金額を出せるはず
③写真を見せて即決を迫る「これ、お宅の屋根です。すぐ直さないと雨漏りします」他人の家の写真でも成立してしまう。撮影日時と場所が確認できない
④足場代の無料化「足場代はサービスします」足場は必ず費用が発生する。総額のどこかに乗っているだけ
⑤近隣工事のついで「隣で足場を組むので、ついでなら安くできます」近隣で本当に工事しているか、その場で確認できない
⑥火災保険で自己負担ゼロ「保険が使えるので実質タダになります」経年劣化は保険の対象外。虚偽申請は契約者側の責任になる
⑦点検と称して屋根に上がる「はしごをかけて見てきますね」目の届かない場所で、壊してから「壊れていました」と言える

特に⑦は注意していただきたいところです。頼んでいないのに屋根に上がらせるのは、絶対に避けてください。本当に屋根の状態が心配なら、上がる前に「どこを、どう見るのか」を説明できる相手かどうかで判断できます。

「点検商法」が増えている背景

国民生活センターも、無料点検を名目に住宅診断を行い「このままでは危険」と不安を煽る手法を典型例として挙げています。工事の話から入らないぶん警戒されにくく、それが件数の増加につながっていると考えられます。

なお、悪質な業者の具体的な見分け方については外壁塗装の悪質業者を見分ける方法のほうで詳しくまとめていますので、あわせて読んでいただけると理解が深まると思います。

その場でできる断り方と、言ってはいけない一言

玄関のインターホンと来訪者に応対する住宅の入口
勧誘の前に、事業者名・目的・商品の種類を告げる義務があります

断り方には、法律の裏づけがあります。感情的にならなくて大丈夫です。

「契約しません」とはっきり言う

特定商取引法では、消費者が契約する意思がないことを示した場合、その場で勧誘を続けることも、後日あらためて勧誘することも禁止されています(再勧誘の禁止)。

ポイントは、あいまいにしないことです。「今は忙しいので」「主人に聞いてみます」といった返し方は、相手にとっては「また来ればいい」というサインになってしまいます。心苦しいかもしれませんが、「契約する意思はありません」と言い切るのが、結果的にいちばん早く終わります。

相手に必ず名乗らせる

訪問販売では、勧誘の前に事業者名・勧誘目的・商品の種類を告げる義務があります。これを言わずに「点検だけです」と入ってくるのは、それ自体がルールから外れています。

「会社名と、今日は何の目的で来られたか教えてください」と聞いてみてください。ここで言葉に詰まる相手なら、その時点でお引き取りいただいて構いません。

言ってはいけない一言

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つい言ってしまいがちなぜまずいか言い換え
「今はお金がなくて」ローンや分割の提案に切り替えられる「契約する意思はありません」
「そのうち考えます」再訪問の口実になる「検討の予定もありません」
「他社にも見てもらってから」「では相見積もりの1社に」と食い下がられる「お引き取りください」
「主人に聞いてみます」ご主人の在宅時間を狙って再訪される「わが家では必要ありません」

それでも帰らない場合は、玄関を閉めて構いません。退去を求めたのに居座る行為は、法律上も認められていません。身の危険を感じたら、迷わず110番してください。

契約してしまった後でも間に合う。クーリング・オフの手順

契約書とペン、クーリング・オフの通知書類
契約書面を受け取った日から8日以内なら、理由なしで解除できます

もう署名してしまった。そういう方も、まだ間に合う可能性が高いです。

期間は「8日間」

訪問販売の場合、法律で定められた書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、申し込みの撤回または契約の解除ができます。理由は必要ありません。「やっぱりやめます」だけで通ります。

起算日は契約日ではなく、書面を受け取った日です。ここ、間違えやすいので気をつけてください。そして重要なのが、そもそも書面が交付されていなかったり、記載内容に不備があったりする場合、8日間のカウントが始まっていないという点です。契約から1か月経っていても諦めるのは早いということですね。

やり方

  • 契約書と、受け取った書面を手元に集める
  • 「契約を解除します」という内容を書面で通知する
  • 証拠が残る形で送る(特定記録郵便・簡易書留など)
  • 送った書面は両面のコピーを取っておく

通知は電子メールなどの電磁的方法でも可能です。その場合は送信したメールを必ず保存しておいてください。

工事が始まっていても大丈夫です

すでに足場が組まれていたり、一部工事が進んでいたりしても、クーリング・オフは可能です。原状回復の費用を請求されることもありません。「もう始まっちゃったから無理ですよ」と言われても、まずは相談窓口に確認してください。

🔗 消費者庁|訪問販売(特定商取引法ガイド)

クーリング・オフの期間、事業者の書面交付義務、氏名等の明示義務、再勧誘の禁止まで、制度の詳細が正確にまとまっています。手続きの前に一度目を通しておくと安心です。

横浜市の相談窓口一覧

相談窓口へ電話をかける手元とメモ
迷ったら契約の前でも後でも相談を。相談は無料です

迷ったら、契約する前でも後でも相談してください。無料です。「こんなことで電話していいのかな」と遠慮される方が多いのですが、こういう時のための窓口ですから、遠慮はいりません。

※表は横にスクロールできます
窓口電話番号受付時間
横浜市消費生活総合センター045-845-6666平日 9:00〜18:00/土日 9:00〜16:45(電話相談のみ)
※祝日・年末年始(12/29〜1/3)は休み
消費者ホットライン188(いやや)最寄りの相談窓口につながります
警察相談専用電話#9110脅迫や居座りなど、身の危険を感じるとき

出典:横浜市消費生活総合センター 相談窓口案内

ひとつ実務的なコツをお伝えすると、11:30〜13:30と16:00以降は電話が混み合います。センター自身が「つながりにくい」と案内しているので、可能なら午前中の早い時間か、14時台を狙うとスムーズです。土日も相談できますが、平日のほうが空いています。

電話する前に、契約書・受け取った書面・業者の名刺・やりとりの日付をメモしておくと、相談がぐっと早く進みます。

訪問販売と、信頼できる業者を見分ける基準

最後に、これから業者を選ぶときの話をさせてください。訪問販売を断ったあと、「じゃあどこに頼めばいいの」となりますよね。

見積書のどこを見るか

いちばん確実なのは、見積書の書き方です。

※表は横にスクロールできます
確認する項目信頼できる見積書危ない見積書
数量外壁◯㎡、屋根◯㎡と実測値が入っている「一式」でまとめられている
塗料メーカー名・商品名・グレードが明記「シリコン塗料」など種類だけ
工程下塗り・中塗り・上塗りが分かれている「塗装工事」の1行
足場単価×面積で計上されている無料・サービスと書かれている
有効期限1〜3か月程度「本日中」

「一式」が並ぶ見積書は、あとから追加請求が発生しやすいです。逆に、数量と単価がきちんと分かれていれば、他社と比較もできます。

費用の目安

横浜市内の戸建てで、外壁塗装の費用はおおむね次のような幅になります。あくまで目安で、建物の形状・劣化状況・立地条件によって変動します。特に横浜は坂や隣家との距離の関係で足場の組み方が変わることが多く、同じ坪数でも金額が動きやすい地域です。

※表は横にスクロールできます
建物の広さ費用の目安(外壁のみ)
20坪50〜90万円
30坪70〜120万円
40坪90〜150万円

※外壁と屋根をまとめて施工する場合は、30坪で110〜170万円ほどが目安になります。

塗料のグレードによっても単価は変わります。長持ちするものほど単価は上がりますが、塗り替えの回数が減るぶん、長い目で見ると差が縮まることもあります。

※表は横にスクロールできます
塗料グレード耐用年数の目安単価の目安
シリコン約10〜13年2,300〜3,000円/㎡
ラジカル制御型約12〜15年2,500〜3,500円/㎡
フッ素約15〜20年3,500〜4,500円/㎡
無機約20〜25年4,000〜5,500円/㎡

より詳しい内訳や施工プランごとの金額は、外壁塗装の費用相場のページにまとめています。

訪問販売で「半額」と言われた金額が、この幅に収まっているかどうか。ひとつの判断材料になります。極端に安い場合は工程が省かれている可能性がありますし、逆にこの幅を大きく超えているなら、それも一度立ち止まる理由になります。

地元の業者を選ぶという選択

私たちホーム・インテリジェンスは横浜市磯子区に拠点を置いて、横浜市の外壁塗装を年間220棟ほど手がけています。一級塗装技能士が在籍し、Googleの口コミは106件で★5.0をいただいています。

手前味噌に聞こえたら申し訳ないのですが、地元に拠点がある会社を選ぶ実務的なメリットは、はっきりあります。施工後に何かあったとき、すぐ来られることです。塗装は塗って終わりではなく、10年以上つきあう工事ですから。訪問販売の業者が数年後も同じ連絡先で営業しているか、というのは正直わかりません。

屋根には絶対に上らないでください。訪問販売の相手を上らせるのはもちろん、ご自身で確認するのも危険です。屋根の状態が気になる場合は、赤外線カメラを積んだドローンで外壁・屋根の調査ができます。危ない思いをする必要はありません。

まとめ|「今日中に」は急ぐ理由がないという合図

訪問販売への対処は、この3つに尽きます。

  • その場で契約しない。まともな会社なら、後日でも同じ条件を出せます
  • 「契約する意思はありません」と言い切る。再勧誘は法律で禁止されています
  • 契約してしまっても8日間は解除できる。書面に不備があれば、それ以降でも可能性があります

不安を煽られると、どうしても急がなきゃという気持ちになります。でも、外壁が本当に危険な状態なら、1日や2日で決定的に悪化することはまずありません。「今日中に」と言われた時点で、それは急ぐ理由がないという合図だと思ってください。

その診断、本当に正しいか確かめませんか

現地調査・お見積りは無料です。訪問販売で受け取った見積書のセカンドオピニオンも承ります。
「まだ大丈夫ですよ」で終わることも普通にありますので、どうぞお気軽に。
年間220棟以上/一級塗装技能士在籍/根岸駅前から横浜市内全域へ

無料点検を申し込む ▶

お電話でも受付中:0120-170-110(9:00〜19:00)

ホーム・インテリジェンス株式会社
〒235-0005 横浜市磯子区東町15-32 モンビル606(根岸駅前)

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